No.757　全日本のリベロって下手なんですか？

レシーブ

2024.04.06

いや〜男子中学生特有の無敵感！

怖いものなしですね。笑

ただ、着眼点はすごくいいと思いました。

なので今回は全日本クラスの選手が【何を考えて】チャンスボールを取っているか解説します。

このブログでは、元全国大会メダリストである管理人が、自身の経験をもとに初心者でも簡単に出来るスキルをご紹介するブログです。

全日本のリベロは下手ではない！

上記は質問者様の思考です。
まさに基本に忠実でとてもいいですね！

初心者の場合は【綺麗に返す】ことを念頭に置いて補球体制に入る選手が多いです。

これはこれで大正解ですよ。

全日本（上級者）であれば、【綺麗に返球する】のは当たり前です。

上級者は綺麗に返球することよりも、【周囲の状況がどうなっているか？】を考えながら返球します。

初心者は綺麗に上げることを意識しているため、その後どこにトスが上がるか？どこからスパイカーが入るか？をイメージ出来てません。

対して上級者は、バックアタックに上げさせる想定のもと、スパイカーがどこにいてどうすれば邪魔にならないか？を考えてレシーブします。

この少しの意識の違いが大きな違いに繋がります。

上手い選手ほど周囲を気にかけていますが、他にどこを気にかけているかご紹介します。

・自軍セッターのセットアップの状況
・自軍セッターとスパイカーのサイン交換進捗
・相手MBがどこにセットしているか

上記は代表的な例です。

まだ周囲が見渡せない方も、まずは近いところから積極的に【見る】意識を持ちましょう！

2024年現在は、山本選手・小川選手がメインの全日本男子のリベロですが二人とも世界最高峰のリベロです。

プレーだけでなく、【なぜそう動いているか？】思考面も理解してより上手くなりましょう！